<紹介> |
150kmを超える直球と独特のナックルボールが武器の加藤投手。大学 |
通算で17勝を挙げ、2003年に自由獲得枠でオリックスに入団。その契約 |
金は6歳年下の双子の妹の大学入学金にしたい、と希望した選手です。 |
加藤投手は一年目から「松坂世代」の一人として活躍。崩壊した投手陣 |
の中で先発、中継ぎ、抑えなどフル回転しました。ルーキーながら43試合 |
に登板し、4勝9セーブを記録。 |
2年目の2004年は伊原監督から山口とのダブルストッパーとして期待さ |
れますがキャンプ中に右肘を痛め、手術。伊原監督の構想は崩れ、ブル |
ーウェーブ投手陣崩壊の原因となってしまいました。 |
2005年には背番号を大学時代に慣れ親しんだ「15」に変更し、復活を遂 |
げました。オープン戦では仰木監督から先発の一角として期待されます |
が、なかなか結果が出せず、中継ぎに降格しましたがこれが成功します。 |
肘を故障した2004年。投げることができなかった加藤選手はただひたす |
ら走りこみを行い、下半身を鍛えました。すると、加藤選手の球速はぐんぐ |
ん上がり、2005年の交流戦で156kmをマーク。定評のあったストレートの |
威力がさらに増しました。ナックルボールも冴え、菊地原、大久保とともに |
勝利の方程式「KKO」の一員になりました。2006年も60試合に登板し、セ |
ットアッパーとして活躍。2007年はカーターの不調で途中から抑えに回 |
り、26セーブを挙げる活躍。バファローズの新たな守護神になりました。 |
いい時の加藤投手はナックルでもストレートでも簡単にストライクが取 |
れ、どんどん三振が取れます。加藤投手のストレートがバッターから空振 |
りを奪うとファンとしてはとても気持ちがいいです。 |