<紹介> |
オリックス・バファローズ初代選手会長の川越選手は99年にドラフト2位 |
で入団。一年目から先発ローテーの一角に入りルーキーで11勝を挙げ、 |
西武の松坂投手と新人王を争った投手です。 |
しかし翌年以降は故障に泣かされ本来の実力を発揮出せずにいまし |
た。2002年に3勝15敗でその内12連敗を喫すると翌2003年は一勝もでき |
ず、3敗。2年越しの15連敗となって迎えた2004年シーズン。打ち込まれる |
川越投手に伊原監督が激怒。ベンチで川越投手を怒鳴りつけ、喝を与え |
ました。4月24日。本格的に野球観戦を始めた最初の観戦試合。千葉マリ |
ンスタジアムのロッテ戦で川越投手は先発。3回まで毎回ヒットを打たれ |
ますが徐々に立ち直り、ロッテ打線に点を与えません。結局7回まで投 |
げ、無失点で2年ぶりの勝ち星を手に入れました。もちろんヒーローインタ |
ビューは川越投手。そのヒーローインタビューで流した涙が印象的でした。 |
2005年には選手会長に就任。「球団合併」という難題を持しての就任で |
したが選手会長として見事にプレーオフを争うまでチームをまとめ上げまし |
た。自身も規定投球回には届かなかったものの、防御率3点台と安定。 |
2006年も開幕投手を務めるなどチームに大きく貢献。惜しくも2ケタ勝利 |
には届きませんでしたが、一年間先発ローテーションを守り抜きました。 |
2007年は本来の力を出すことができず、不本意に終わってしまいました。 |
川越選手の特徴はコントロールがいい。ストライク先行でどんどん攻めて |
行く。これが川越選手の持ち味です。来年こそ2ケタ、そしてプレーオフ進 |
出を祈っています。 |